襖紙

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緊張

緊張

「僕連れてくるの嫌がっていたでしょう? いつもだったら、僕が嫌だって言っても連れてくるだろうに。ルナが緊張しているのなんとなくだけど、わかるよ。僕とこうして話している時でも、眼をキョロキョロ横に動かしているし、さっきは耳を澄ましていたし」

 ルナはちょっと俯いて……顔をあげて……

「ねえ、ここには、何を探しに……」

 その時、僕は、彼女の後ろに―距離にして、十メートルから十五メートル―、何かが赤く光ったのを見た。あれは、ライトとかの光り方じゃない!

 それが直感的にヤバイものだと思った僕は、迷わずルナを横に突き飛ばした。

 そこからはビデオのスローモーションのように、僕の眼には映った。突き飛ばされたルナが、『え?』という感じの顔をして、僕の横に倒れていく。そして、不吉な赤い光が、とんでもない速さで僕に迫ってくる。

 赤い光は、僕を……!

 …………………………

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