襖紙

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……ウゥゥン……なんか焦げ臭い……なんの臭いかな? でも、僕、眠いんだよ……

「ねえ、チョット、アキクン」

「う、ウゥゥン……あと三十分」

「あと三十分じゃなくてェ……起きてヨ!」

 ユサユサ、と揺さぶられた僕を、ルナが覗き込んでいた。

「……あれ? ここどこ?」

 体を起こし、辺りを見渡して見ると。

 高価そうなツボ。電話機、絵画が飾られていて……僕は絨毯の上……小学校の玄関前、絨毯の上に僕はいた。

「……ここどこ? じゃないヨ。いったいどうしたのサァ?」

「どうしたって?」

「覚えていないノ?」

 ルナはその細い眉を、『ハ』を逆にしたような形にする。

 僕は天井を眺めて、あの時のことを一つずつ思い出す。

「……なんかルナの後ろに不気味な光を見て、それでなんか反射的にルナ突き飛ばして」

「そうだヨ! おかげでボク、お尻打っちゃったんだカラ!」

 プンスカ、という擬音が似合いそうな感じでルナは頬を膨らませた。

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